ホームカラーとサロンカラーは一緒!?

ドラッグストアにいくと、たくさんのカラー剤が並んでいてついワクワクして試してみたくなる事もありますよね。。。

TVやネットでは素敵なモデルさんが手軽に簡単に綺麗に染められる薬をアピールしていて

美容室で染めると高いし 時間もかかるし 家で染めてもそんなに違いはないんじゃないの…..と思っている方もいらっしゃるのでは!!

断言します!

いいえ、大きな違いがあります!!(薬だけの問題では無いのです!)

ヘアカラーは化学薬品を使用する大変デリケートな「技術」です。

知識も技術も無い方がすると思い通りの効果が得られないだけでは無く頭皮や毛髪を傷つけ大きなトラブルにつながるリスクが高い事を是非知ってください。薬剤の違い以上にその薬剤をいかに適切に使用するか?には知識と技術が必要です!

本来ならばメーカーがちゃんとそのリスクの大きさも啓発するべきですがそんな事したら商品売れなくなっちゃいますもんね・・・。

でもそのリスクをしっかり把握した上で注意して自分で行うのか?全く知らないで行うのか?では大きな違いがあると思いますので今日は詳しくお伝えしますね。

先ずは薬剤の違い!

カラー剤と言っても実は様々な種類があります。

①1剤と2剤をミックスして使用する「アルカリ染毛剤」「微アルカリ染毛剤」「酸性酸化染毛剤」

②1剤のみをそのまま使用する「ヘアマニキュア「カラートリートメント」

③一時的に色を付ける「カラーバター」「カラースプレー」

などなどもっと細かに分類すると更に色々有りますが

大きくはこの3種類に分けられていると思います。

その中でホームカラーで皆さんが一番使用されているのは「白髪を染める薬剤」だと思いますので

今日はこの白髪染めの薬について解説します。

サロンでもホームカラーでもどちらも1剤と2剤を混ぜてカラー剤を作っていくの分類の薬で行うことが多いと思います(泡カラーとかは押すと内部で混合された薬が出てくるタイプで同じ原理です)がその薬剤にも少し違いがあります。

サロンカラー1剤のアルカリ剤は、アンモニアを使用しているものが多いです。

アンモニア水が入っていることにより揮発性が高いので髪の内部に残りにくいので負担が軽減できるメリットが考えられます。

あの独特の嫌なニオイも揮発性が高いと言う事を考えれば髪にとっては優しいとも言えるかもしれません。

ホームカラー1剤のアルカリ剤には、モノエタノールアミンという成分が使われている事が多いです。

ホームカラーの薬剤は香りがいいものが多く刺激臭が少ないです。クサいと人気がない(涙)

その反面、モノエタノールアミンは揮発性が少ないので髪の内部に残りやすく傷みやすくなります。

次に 2剤というのは過酸化水素で、髪の色素を抜いてくれます。髪の色素(メラニン色素)は保湿成分でもあるのでそれを抜くということはもちろんダメージにつながるリスクがあります。(日本で許可されているのは最大6%濃度です!アメリカでは15%程度のものもあります!)

2剤の濃度が高くなればなるほど脱色効果は高まり多様な明るさや色が表現しやすくなりますが、その分 負担も大きくなります。

よってサロンでは髪の硬さやダメージの度合いや現在のカラーの状態などにより1剤と2剤の混合比率や2剤の濃度を変えてできる限り最小限の濃度で負担を抑える判断を美容師がしています。

ホームカラーの過酸化水素濃度はほぼ6%のみです。これは簡単に言えば(知識のない人が適当に塗っても染まる事を想定して最強の濃度を使用している)と言う事です。

ということは全く初めてカラーを行う方もずっとヘアカラーをしている方も同じ薬剤を使用する事になる訳ですから髪のダメージや頭皮の状態に関わらず必要以上のダメージを与えてしまうリスクが高いです。

ダメージレベルでいうならばホームカラーはサロンカラーの5倍から10倍傷むといわれています…(最適な使い方が出来なければ)

ベーセーベージェーでは2%~6%の2剤を髪質やダメージ状態に合わせて調合しているので安心してお任せください。

又サロンでは当然色味の種類が多いです。サロンカラーは希望のカラーになる為に必要な薬剤や不必要な色素を抑える薬剤などを一人一人に合わせて調合もできるので無制限なカラーバリュエーションが実現できます!!肌の見え方やファッション、季節やメイクが変わるたびにヘアカラーはたくさんの見え方をしてくれます。私たちが色の微調整をいたします!!

次は最大の違いで有る「技術やデザイン性の違いです!」ホームカラーの場合はとりあえず白髪や全体を染めるだけで終わってしまいますが、サロンカラーであれば明るい色を入れるハイライト 暗い色を入れるローライト 毛先に向かって徐々に明るくしていくグラデーションカラーやバリアージュなど、いくつかの色を混ぜて立体感やテクスチャーを加えオシャレに魅せるデザインを作ることができます。

そして実はとっても大切なことは

染めた後薬剤を出来るだけ速やかに除去し髪の内部にダメージ要素を残さない様にすることです。

皆様が気持ちよく眠っているシャンプー中に美容師は実は様々な薬剤や技術を使って髪や頭皮からカラー剤をできる限り除去しているのです!これもホームカラーでは出来ない大きな違いです!

その違いを一言でまとめるなら

適切な薬剤を必要な場所に必要な技術で使用し速やかに取り除く知識と技術が大きく異なる!と言う事です。

1回で受けるダメージは小さくても繰り返す事で頭皮や髪の負担は大きくなります。

サロンカラーが傷まないとは必ずしも言えませんが、髪のダメージを最小限に抑え自分自身に合った素敵なヘアカラーデザインを求められるなら、ベーセーベージェーでのサロンカラーがおすすめです!!

白髪さえ染まれば良い!と言う事では無く素敵なヘアカラーデザインを作りにサロンにいらしてください!

遠慮なくスタッフにご相談ください!

堤下まな